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Project Y DAY5|売るのはアプリじゃなく「時間」なのかもしれない

執筆者の写真: projecty0708
projecty0708
9月8日
読了時間: 4分

Project Y、DAY5。


この頃はまだ、ひとつの完成した事業を一直線に作っているというより、「何が商品になるのか」「自分には何が作れるのか」を探している段階だった。


Uberで配達をしながら考え、帰宅してからアプリを触る。


アプリ開発だけでなく、ワインアプリ、ゲーム企画のProject RONIN、YouTube、3D制作など、興味のあるものをかなり広く試していた。


一見すると、ずいぶん散らかっている。


ただ、今振り返ってみると、この時期にやっていたことには少しずつ共通点が出始めていた。


それは、


「面倒なことや迷う時間を減らす」


ということだった。


AIを使って何かを説明する。


初心者でも分かる形に整理する。


難しい作業を少し簡単にする。


情報を探し回る時間を短くする。


その結果として、人の時間が少し空く。


Project Yで作るものの価値は、単に「便利なアプリ」ということではなく、もしかすると利用者の時間を買い戻すことなのかもしれない。


そんな考えが見え始めた。


もちろん、この段階で壮大なブランド戦略が完成していたわけではない。


むしろ目標はものすごく小さい。


「まず100円を1回売る」


月収何百万円より先に、自分が作ったものに誰かが100円を払ってくれる経験をする。


その一回ができなければ、その先の数字を考えても意味がない。


そしてもう一つ、この頃から強く意識するようになったのが、


完璧になるまで出さないのではなく、完成させて改善すること。


70点でも一度形にする。


使ってもらう。


直す。


また出す。


AIによって制作速度が上がったからこそ、この回転を止めないことの方が重要になる。


Project Yはまだ始まったばかり。


何が当たるのかも分からない。


それでもDAY5には、「たくさん作る」だけだった実験が、少しずつ価値を作って届ける活動へ変わり始めていた。


DAY5で考えていたこと


この日は引き続き「宝探し」のような感覚で、AIを使ったサービスやアプリのアイデアを探していた。


需要がありそうな分野はいくらでもある。


例えば子育て支援AIのようなサービスも候補には出た。


ただ、需要だけを理由に何でも作ればいいわけではない。


自分自身に子育て経験がない状態では、利用者が本当に困っている部分まで理解して作るのは難しい。


そこで、需要はありそうでも自分に知識や経験が足りない分野は無理に優先しないことにした。


作れることと、良いものを作れることは別。


この判断は、後のProject Yにもかなり影響している。


「時間を買う」という価値


アイデアを考えている中で、Project Yが提供できるものを一つの言葉にすると、


「時間」


なのではないかという話になった。


ユーザーが何十分も検索することを、AIなら数秒で整理できるかもしれない。


知識がないために迷っていた選択を、少し簡単にできるかもしれない。


難しい専門知識を、初心者向けに変換できるかもしれない。


数分でも数十分でも、その人が本来別のことに使えた時間を取り戻せる。


アプリそのものではなく、その結果生まれる余白に価値がある。


これはProject Yの方向性を考える上で、一つ大きな発見だった。


ワインアプリの構想も進行


この頃には、後に大きな軸になっていくワインアプリの構想も動いていた。


考えていたのは、


・ワインの特徴をAIが分かりやすく解説する

・初心者でも使える

・テイスティングの勉強にも使える

・ソムリエの知識をAIで補助する


といったもの。


画像を読み込ませ、AIが解析し、その結果を画面に表示するという基本的な流れも試していた。


まだ現在の形から見れば原型に近い。


それでも、


「写真を入れたらAIが説明してくれる」


という体験そのものは、この段階ですでに見え始めていた。


まず100円を1回売る


Project Yには最初から大きな目標がある。


でも、当時から最初の関門として決めていたのは非常に小さかった。


自分が作ったものを100円で1回売る。


0円と100円の間には、大きな壁がある。


無料なら使う人が、有料でも使ってくれるとは限らない。


だからまず、その壁を一度越えてみる。


1回売れたら10回。


10回売れたら100回。


いきなり大きな売上を狙うのではなく、小さな成功を積み上げる。


Project Yの「宝探し」は、少しずつ商売の実験にも変わり始めていた。


DAY5まとめ


DAY5で大きかったのは、新しい機能を大量に作ったことではない。


「何を価値として届けるのか」


という考え方が少し見えてきたことだった。


アプリを売る。


AIを売る。


便利な機能を売る。


それだけではない。


迷う時間を減らす。


難しいことを簡単にする。


そして、人の時間を少し取り戻す。


それならProject Yらしいものを作れるかもしれない。


まだ正解は分からない。


だから試す。


作る。


完成させる。


そしてまた改善する。


DAY5。


宝探しは、まだまだ続く。

 
 
 

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